盟友ワトスンが綴る名探偵ホームズの事件簿、短編七作が収録されている。ベッドの上で死に掛けているホームズが悪人を逮捕する「瀕死の探偵」や、表題作でもある「最後の挨拶」などは有名な作品。なかでも「最後の挨拶」を最後に、ドイルは断筆宣言をしていたので、余計に話題になった作品。
時代背景が古いので、この本一冊だけを読み、その世界観を把握して楽しむには少々無理があるかもしれない。なんせ今ならば、絶対にそんな方法で悪党を捕まえることは無理だ、と思うようなことがあるので。でも謎を解明していく論理的思考や手段は楽しく、やはりホームズは永遠なのだ。
ここ最近、読書時間が減っていることを反省している。たぶん飲酒量の増加と、読書時間の低下が比例していると思われる。という事で、今週は禁酒週間として、読書時間の確保に努める。
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