小田原市民としても気が気でない新国立競技場問題

予算・工期の面で大きく暗礁に乗り上げた、新国立競技場の新築計画案。今日のニュースでは、設計者である建築家のザハ・ハディド氏に度重なる設計変更を依頼してきたが、さすがにこれ以上の変更依頼は無理と考え、場合によっては契約解除の手続きも模索していると書かれている。
新国立設計ザハ氏と契約解除へ…文科省など検討
見出しだけ読むと、まるで建築家に何か問題があったかのように受け取れてしまうが、本当の責任は、その案を採用した審査員側にあるのではないかと思うのだが、審査員様はエライ先生ばかりなので、そのことを声を大にして言う事は憚られるが……。
まっ、責任の話は一先ず置いておくが、建築に興味が無い人でも、神奈川県民なら、いや小田原市民なら、この新国立競技場の建設計画に関しては、もはや他人ごとと言ってはいられない。なぜなら東京オリンピックが開催される、その前年の2019年には、ラグビーのワールドカップ2019が、完成したばかりの新国立競技場で開かれる予定であり、その日本代表チームの合宿地が、ここ小田原市の城山競技場に決まったからだ。つまり小田原が合宿をするラグビー日本代表チームが、こけら落としの意味も兼ねて新国立競技場で試合を行うことになるわけです。ねっ、小田原市民にとって他人事では無いでしょ。
日本ラグビー協会 神奈川県、小田原市と基本合意書締結のお知らせ
城山競技場は、私の事務所から車で10分程の場所にあり、中高生の各種陸上競技大会にも数多く利用されている。かく言う私も、この競技場で走ったことだってある。いや、勝手に走っただけなんですが……(笑) とまぁ、そんなこんなの話から、ますますこの先の新国立競技場建設問題に関する関心が高まってくるわけですよ、はい。 早期の解決を期待しています。