南町の家は土間配筋の検査も終え、コンクリート打設へと作業が進む。
上棟は5月下旬の予定。
「基礎のコンクリートさえ打ってしまえば、上棟なんて直ぐでしょ?」と
言われたことがあるが、実はそうでもない。コンクリートが硬化するための養生期間が必要なこともあるが、それ以外にも床下に敷設する設備配管の作業も必要。
また最近では上棟に先駆けて、1階の床下地合板を敷き終え、歩きやすく整えておく場合も多い。
理由は上棟時の作業を安全に、そして円滑に行うためと、上棟作業後に使う道具や材料を置く場所を確保するため。だからそれらの作業を、事前に行うための時間が必要なのです。
それ以外にもこの建物は間口(建物の幅)が2間(3.64m)と狭いため、上棟時に内部の柱を立ててしまうと、建物奥に大きな資材などを運べなくなってしまう可能性もある。つまり段取りと作業順序が重要となり、けっこう厄介なのです。
GW後半には地域の祭りもあり、現場周辺は神輿置き場だったり、地域の人たちの寄合所になってしまい、工事現場に近づくことも出来なくなります。工事は、地域の行事にも影響されるという事ですね。