障子のある風景

開成町の建売住宅は、すでに本体工事も終え、あとは受電を残すのみ。
本当はとっくに受電していないといけないのだが、その辺りは御愛嬌?
ただ受電していないので照明の感じが確認できず、本当はちょっとイラっとしているが。
受電後には外構工事に入り、来月早々には完成予定。
室内は、こんな感じで仕上がっている。
リビングに接するように設けた四畳半の和室、その名も「冷酒の間」。
と、勝手に名付けているだけだが。
派手さは無いが、障子のある空間は結構好きで気に入っている。
障子と言う緩やかな仕切りは、可変性がありつつも防音や遮熱に対しては確りとしているので良い。
それに「和の雰囲気」は、DNAに馴染むし。
開成町の家2014
だからここは客間でもなければ、炬燵を置いてTVを観るというイメージでもない。
あくまでも家人が籠って、何かを楽しむ場。
それが酒でも良いし、読書でも良い。
ぼぉーっとしているなんて言うのが、理想的な使い方の部屋。
居間側から見ると、こんな感じ。
開いていながら閉じる。あるいは閉じていながら繋がる部屋、とでも言おうか。
ちなみに「ビールのバルコニー」とか「ワインのテラス」もある(笑)。
開成町の家2014
寝室には何も名付けていない。
ここは心地良く酔った後の、静寂の場だから。
開成町の家2014
あれこれとイメージしているのは、昼景よりも夜景の方が多い。
やっぱり明かりを灯した感じが見たい。
普段、照明器具を別途工事としているらしいので、その辺りの対応に少し温度差があるが仕方のないことだけど、昼の顔と夜の顔、家には両方共が重要なのです。

コメント

  1. まきまき より:

    お久しぶりです。
    あまりに素敵な建具に、思わず書き込みです。
    障子、いいですねー。
    90度で合わさるってあまり見掛けませんが…
    たてがまち(名称、ググりましたが合ってますか)のツラはどうなっているのでしょう?

  2. 探偵長 より:

    まきまきさん、ご無沙汰しております。
    縦框の面ですか? 専門的なご質問を、ありがとうございます(笑)
    障子の框(縦枠の所)は、一般的な障子と同じです。
    とくべつ難しい形にはなっていません。
    ただ障子と障子がぶつかる形で納めているので、一方の障子の方が少しだけ横幅が広くなっています。
    最近の家には、あまり見かけなくなってしまった障子ですが、カーテンなどよりもずっと断熱や防音性能は高いです。
    まっ、お値段も高いのですが(笑)

  3. まきまき より:

    さっそくの御回答、ありがとうございます。
    なにやら複雑な形状を勝手に想像してました…枡の角、みたいな。
    障子って高いんですね、勉強になりました。

  4. 探偵長 より:

    桝の角って、互い違いに組子のようになっているやつですね。
    たしか横溝正史の『病院坂』に、そんな感じのからくり扉があったような?
    一度、作ってみたいです(笑)