玄関の灯りとは、一日の疲れを感じながら、ようやく辿り着いたオアシスのサイン。
とまで言ったらオーバーだが、仕事や学校から戻った時に、家の明かりが灯っているのを見て、ホッと安心したことがあるという人は意外に多い筈。今ではデザインも増え、様々な機能を持つ照明器具も増えているので、家を建てる人にとっては意外と悩むアイテムの一つでもある。
そんな門灯あるいは玄関灯だが、その熱源だけは共通して電気を使用している筈。今でも行燈に蝋燭を灯し、玄関脇に提げている人はいまい。今、そんなことをするのは盆提灯ぐらいだろうが、それさえも昨今では電気か電池式の物が主流だと思う。蝋燭の揺らめきや色温度には確かに風情を感じるが、火事の心配もあり、情緒ばかりも言っていられないのがご時世というもの。
そんななかで、玄関脇にガス灯が設置されている家を見付けた。
それが今回、玄関廻りのリフォームのご相談を下さった方のお宅。
どうやって明かりを灯すのだろう?
すごい興味あるわ~~(笑)
ガス灯で思い出すのは横浜馬車道のガス灯だが、同じように品と言うか趣がある。
さてそんなガス灯を設えた家の玄関廻り、どのように改修したら似合うのだろう。
幹回り1mを優に超える桜並木のある通りに面した家、けっこう楽しいだけではなく難解な改修工事なのかもしれない。