建築士が3年ごとに受講しなければならない、建築士定期講習を受講してきた。
朝の9時から夕方の5時半までの丸一日。
じっと座り続けての受講は、けっこう辛い……睡魔との戦いが。
とは言え、講習終了時に受ける終了考査で合格する必要があるので、眠ってばかりもいられない。
軽い罰ゲームのよう。
建築に関係する法律は地震や災害と言ったことや事故、新建材やシェアハウスのような新しい建物の使い方の変化にも、対応しなければならないので、勉強することは良いことだと思う。
ただ、なんで建築士だけなのか? と言う疑問は残る。
こうした定期的な講習を義務付けられている国家資格は、意外と少ないからだ。
げんに医師にも弁護士にも、そんな講習義務はない。
講習費用を自己負担し、一日がかりで受講するのは、金銭的にも時間的にも大きな負担だ。
しかも仕事を続ける間は、永続的に受講しなければならない。
受講するテキストは、約270頁。
大切なこともたくさん書かれているが、これを一日で勉強するのだから、かなりの駆け足になることは必至。なんだか講習会を行うことが目的であって、知識を学ぶことはオマケのようにも思えてしまう。
今回の講習には、さらにもう一冊テキストが。
こちらは近年改正された法律の解釈や、運用方法が細かく書かれている。
さすがに一日でこの二冊を熟読するには無理があるので、こちらは家で読むように、とのこと。
でも、どちらかと言えば、こっちの本の方が重要な気もする。
それが証拠に、こちらの本の方が断然大きい(笑)
こちらは夜な夜な眺めるにする。
一日休んでしまった分、今日は頑張る!……つもり。