赤道と書いているが、「せきどう」ではない。
建築や不動産の話で「赤道」と書かれている場合、「あかみち」と読むのが正しい。
これは昔から存在していた道なのに、道路法で「道路」と認められず
なんとなく畦道状に残ってしまった土地を指し
地番の無い国有地のことを、こう呼ぶ。
公図上、赤く色が付けられている、通称「あかみち」と呼ばれるそうな。
蛇足ながら、同じような雰囲気で「青道/あおみち」と
呼ばれるものもあるが、これは水路のこと。
これらをまとめて「官地」と呼ぶことがあるが、文字通り「官」の土地だから。
建物を建てる際に、土地情報の一つとして公図を目にすることがあるが
稀に地番の入っていない細い棒状の土地を見かけたら
それが赤道や青道だと思って間違いない。
これらの土地に接しているからと言って
建物を建てる際に大きな障害になることはほとんどないが
「問題ないよね」の事前の確認は必要。
計画中の土地に隣に赤道があるので、ちょっと気になって書いてみた。
「赤道」と書いてあるのを見て、直ぐに「青田」を連想した貴方は
ジェネレーション的には同世代です。