永遠に刻みを止めない時間の中で
僕たちは過ぎ行く瞬間を惜しむように生きている
なぜって時間は止まらないと信じいてるから
でもそれは嘘
時間には始まりも有れば終わりだってある
だから一瞬を留めておく事だって出来るけど
それが自分の全てになってしまうのが怖いから
時間は止まらないと信じていたいだけ
たったそれだけの事なんだ
だから何かを残そうとする
自分が作ったものか
自分が見たものを
一瞬の世界にとどめておこうとする
そしてとどめて置ける人を凄いと感じる
本当は
そんなの幻だし
それを言うのなら
女性が一番凄い
と言う事に成る
まぁそれも確かにそうだから
ここは素直に認めちゃうけどね
大切なのはイマジネーション
を広げる事
道端の石ころを見て想像すること
100年前の自分を想い
1000年後の自分を感じられれば最高
ひょっとしたら
この石ころは
クレオパトラが躓いた石
かもしれないし
1000年後の地球を救う
石ころかもしれない
そんな長い時間の中に居る僕は
やっぱり一瞬でしかない
だから時の刻みに恐れることなく
やりたい事をやれば良い
それ以外
出来ないしね
デスクに座っているときが
仕事なんかじゃないのさ
花に触れ
風を見て
土の匂いを嗅ぎながら
空を相手に
考えるのさ
そんなことが大切だって事を
忘れてないよ
建築に向かうときに
哲学し
愛を歌い
夢を語る
ほんの一瞬
笑うけどね
でも
それって大事かもよ
建築は
紙の上に描く
2次元の産物じゃない
まして
形になった3次元のものでもない
時間軸を伴った
紛れも無く4次元の生き物
だから
時間軸を大切にする
剥げる
飛ぶ
歪む
軋む
撓む
朽ちる
それを考えないと
建築はつまらない
ただの玩具
そうなって欲しくない
ただ
それを伝えるのが
とっても
難しいのさ