Essay 148 小学校で教えている事

いきなりで恐縮ですが、唐突に問題です。


■問題1
次の「沖縄県の住居」に関する文章で正しいと思う物に「○」、正しくないと思う物に「×」を書きなさい。
1.住宅の屋根は地震に配慮し、軽い金属製の屋根が多く用いられている  
2.沖縄は周りを海に囲まれている為、上水道の設備が日本一整っている  
3.沖縄は年間を通して気温が高い為、エアコンの設置率が非常に高い  
4.最近建てられる住居は、屋根の勾配をきつくし雨に配慮している  
5.屋根を平らにした住居が多いのは台風から建物を守る為である  

■問題2
次の「家族団欒の様子」を表した文章で、正しい方に「○」を、正しくない方に「×」を書きなさい。
1.皆でテレビを夢中で見て、会話がほとんど無い  
2.楽しく過ごせる話題を選び、みんなで話をする  
3.おやつは、皆が好きなおやつを用意して一緒に食べる  
4.食べ終わったら直ぐに片付け、自分の部屋に行く  

さて、皆さんの答えはどうなったでしょうか?実はこれ、小学校の教科書に書かれている内容なのです。
『問題1』は社会に、『問題2』は家庭科の授業で学ぶ内容です。正直、チョッと驚いちゃいました。


社会科の授業で地域の環境や産業を学ぶ一貫として、建物の形状を上手に利用しているんです。これ、下手したら建築系の大学生で解らない人、居ないでしょうねぇ~。


また『問題2』は、家族でのコミュニケーションをテーマに扱った問題なのですが、私の子供時代には、こんな事学校で教えませんでした。時代が変わったと言えばそれまでなのですが、今はこんな事を学校で教えなければいけない時代なのですねぇ。


とっても良い事だと思う反面、チョッと寂しい気もします。何故なんでしょう。もし皆さんのお子さんが学校で「親とはチャンと会話をするように」なんて授業を受けていたとしたら、なんか寂しくないですか?


子供の顔を見て「宿題は?勉強したの!」と言う前に、お子さんの教科書を一度ジックリ眺めてみませんか? そして、お子さんの勉強している内容を見てみませんか?


ひょっとしたら大人よりも、住居学や家族のコミュニケーションとは?なんて事を知っているかもしれません。だとしたら、家を建てる時に我が子にレクチャーを受けたほうが、良いかもしれませんからね?


そうそう!問題1の答えは『全て×』です。問題2は 1-× 2-○ 3-○ 4-× でした。解説は必要ないですよね??? ま!まさか!間違えたりしてないですよね?
ではまた。