城山の家新築設計

街を見下ろす高台に建つ小さな終の棲家

城山の家イメージ

赤い引き戸が印象的な玄関には広い収納とベンチの設えイメージ

御身内のステンドガラス作家が作って下さった作品イメージ

壁一面の造り付け収納には御仏壇も納められているイメージ

造り付け洗面台は小物類を見せない工夫を施すイメージ

落ち着いた寝室とするために壁に木を貼っているイメージ

玄関へと続くアプローチには、門かぶりの松が植えられているイメージ

一戸建て住宅/木造2階建て

敷地面積
105.46㎡
建築面積
50.33㎡(15.22坪)
延床面積
90.08㎡(27.25坪)
設計期間
2006年9月~2007年6月
監理期間
2007年8月~2008年2月
施工会社
株式会社 安池建設工業 (敬称略)

神奈川県小田原市

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小田原の街を一望に見下ろすことの出来る、高台に建つ家。街の向こうには相模湾を望み、晴れた日なら、遠く大島さえ見えるロケーション。
そんな場所に建てた家は、御実家の敷地を二つに分け、御実家に住まれる御母堂様に対して「味噌汁が冷めない距離」よりも、近くに寄り添う事が目的でした。建物は27坪と言う、比較的ゆったりとした広さですが、間取りで言えば「1LDK」。そんな家は、全ての部屋が広く、ゆったりと造られています。

2階のルーフ・バルコニーから街を見下ろすと、気分はさながら「小田原城から見下ろす御殿様」。ステンドガラス作家の御身内が、この家のために作って下さった作品は、居間の扉に嵌めて大切にしています。家を建てることとは、大切なご家族との距離を縮めるための手段の一つでもあると、感じさせてくれる家です。