大磯の家 新築設計

シナ合板で統一した造り付け流し台や家具の家

大磯の家 イメージ

造り付け下駄箱の上部には愛用の自転車を掛けて収納する場所を確保イメージ

暗くなりがちな中廊下には地窓を設けて対応していますイメージ

造り付け流し台と食器棚は奥様のこだわりの場所イメージ

寝室に設けた大きな収納と適度な灯りをもたらす照明イメージ

左奥には書斎スペースがあり、その上部にはトップライト。ブラケット照明器具は簡単なシンプルな手作りの品イメージ

塩害を考慮した外壁はガルバリウム鋼板製。万一の冠水に備え、建物の基礎は高くする配慮を施すイメージ

一戸建て住宅/木造2階建て

敷地面積
97.15㎡
建築面積
58.15㎡(17.59坪)
延床面積
108.84㎡(32.95坪)
設計期間
2005年5月~2005年12月
監理期間
2006年2月~2006年7月
施工会社
成幸建設 株式会社 (敬称略)

神奈川県大磯町

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直ぐ南側に大磯の海が見える計画地は、磯の香りがする場所でした。直ぐ西側にある道路は、お正月の恒例行事でもある箱根駅伝の選手達が走り抜ける道。選手達を、家の中から応援する事が出来る好立地でもあります。当然、2階バルコニーは、駅伝を観る特等席となります。

建物外観の特徴としては磯の風を柔らかく受けるために、建物の外に「簾」を垂らせるように配慮しています。簾が吊るされて、初めてこの「大磯の家」となります。ちなみに屋根の上には、散水用のパイプも敷設されています。真夏の暑いときに屋根の上を少しだけ濡らす事で、放射冷却したいと考えた代物。同時に潮風によって運ばれた塩分を、少しでも洗い流してしまおうと考えた物でもあります。海の近くに建つ家は、海の良い点と悪い点も受け入れて、共に暮らそうと考えた家でした。