武周木工 (ぶしゅうもっこう)新築設計

大正時代から続く小田原の老舗木工所の建替え工事

武周木工 (ぶしゅうもっこう)イメージ

機械類が並ぶ作業所内は合板仕上げ。合板の色や目地にも気を使って貼っているイメージ

事務処理や梱包作業などを行う部屋もあり、そこには棚やエア配管なども設けられているイメージ

2階に設けた完成品の保管室はかなり広いイメージ

コンクリート製の駐車場に施した木工所らしいワンポイントイメージ

作業所の建て替えを機に会社のロゴマークなども刷新したイメージ

外壁はガルバリウム鋼板と木製の羽目板貼り。シンプルで安全な作業を行えることを目指した木工所イメージ

作業所/木造2階建て

敷地面積
215.57㎡
建築面積
98.34㎡(29.75坪)
延床面積
164.99㎡(49.91坪)
設計期間
2012年4月~2012年10月
監理期間
2012年12月~2013年6月
施工会社
有限会社 山一住宅  (敬称略)

神奈川県小田原市

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都市計画道路の拡張計画に伴い、敷地と建物の一部を提供しなくてはならない状況になり、建物の建て替え工事に踏み切った小田原の老舗木工所。残った土地に建てられる建物は、既存建物に比べて、かなり狭くなってしまう。そのため仕事がし易く、かつ安全で効率的な機械の配置を検討し、建設コストを押さえつつも、夏は涼しく冬は暖かく作業が出来る建物とした。また近くにはスーパーや歯科医、住宅なども多く建ち並ぶ街中であるため、作業中の音の問題や木屑の処理などに対しては、それらの配置や処理作業車両の動線なども考慮して建てられている。木工所らしからぬ建物は、街並みに馴染ませる配慮でもある。